睡眠時無呼吸検査を行います。
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睡眠時無呼吸検査
新聞やテレビなどで最近見かける「睡眠時無呼吸症候群」という言葉。
いったい何のことなのでしょうか?
あなたは昼間に眠気を感じたり、倦怠感を感じることはありませんか?
睡眠時呼吸障害とは、寝ている時に異常な呼吸が現れ、
知らないうちに身体に様々な障害を及ぼす病気です。
睡眠時無呼吸症候群も睡眠時呼吸障害の1つなのです。
良質な眠りは健康維持に欠かせません。
思い当たる方はお気軽にご相談下さい。
睡眠時無呼吸症候群とは
夜寝ている間に息が何度も止まってしまう症状のことです。 でも本人は夜中何回も息が止まり、その都度息をするために脳が目覚めていることなどほとんど 自覚していません。ただ、朝目覚めてもなんとなくすっきりせず、頭痛、倦怠感、のどの渇きなどを 訴えます。
また、もっとも特徴的な症状はいびきです。大きないびきが急に詰まったような感じで止まり、しば らくしてからまたあえぐように始まります。当然無意識のうちに目覚めているわけですから昼間の 眠気が強かったり、集中力が低下したりします。 また、居眠り運転や、作業の能率低下、会議中の居眠りなど社会生活にも悪影響を及ぼします。 症状が重くなると酸素が不足するため心臓に負担がかかり、高血圧、不整脈をおこしその結果、 狭心症や心筋梗塞などの病気になる可能性も高くなります。 成人男性の3〜4%の人がこの症状を持っていると推測されています。 結構身近な病気なのです。
こんな人は要注意
・睡眠時に大きないびきをかいている方
・いびきといびきの間に呼吸が止まるといわれている方
・十分な睡眠をとっているにもかかわらず昼間眠くて仕方がない人
・起床時に頭痛がする人
・日中、全身に倦怠感がある人
・夜中に何度も目が覚めてしまう人
・睡眠中に激しく動いている人
・集中力や作業能力の低下を感じる人
睡眠時無呼吸症候群の検査
睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合は「ポリソムノグラフィー:終夜睡眠ポリグラフ」という 検査を行います。これは一晩泊まっていただき睡眠中の脳波、眼球運動、鼻口の気流、心電図 胸・腹の動き、筋電図、血中酸素飽和度、等を測定し、眠りの深さや、無呼吸の有無やタイプを 判定します。 この検査は頭や顔、胸、腹などに電極やセンサーを取り付けて行いますが痛みや、苦痛を伴う 検査ではありません。その他、心臓や肺に影響が出ていないかを見るために必要に応じて、 胸部レントゲン、心電図、心エコー、肺機能検査、血液ガス、採血などを行います。
睡眠時無呼吸症候群の治療
睡眠時無呼吸症候群の最も代表的な治療法はCPAP療法という方法です。 これは寝るときに鼻にプラスチックのマスクを装着し空気を送り込む装置と つなぎます。
これにより閉塞した上気道を広げ、いびきや無呼吸をなくそうと いうものです。 とても効果的な治療法なのですが、この治療法を用いる場合には、CPAPを 装着した状態で圧の設定や効果の確認の必要があるため、もう一晩同じ 検査をしなければなりません。 その他、肥満の防止やアルコールを控えるなど生活習慣の改善も必要と なります。